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icn_quad_01第9回 株式会社 ライトボーイ 吉森会長と石井社長に聞く
[ 2011/10/03 ]

小さく置いて大きく照らす
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バルーンライトは輝度だけでなく、工事現場の
雰囲気も明るくします。



夜、車を走らせていると前方にぽっかり浮かぶ明るい光。…これはUFO !?

車を近づけると、白い光を放つ物体の正体は投光機。夜間の道路工事現場を照らす、バルーン型の「ライトボーイ」です。

今回取材した川崎の元気企業は、麻生区栗木のライトボーイ。主力製品名が社名です。明るい光源は、高輝度のメタルハライドランプ。ちらつきが少なく、75%の省エネ点灯も可能。一方方向の照射ではなく、放射式で360°照らすため、ドラーバーも眩しくありません。バルーン内蔵の電子安定器は、従来の重い外付け銅鉄安定器に比べ、はるかに軽くてコンパクト。国内で使われている移動式投光機の6割が、ライトボーイ社の製品です。
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オーソドックスなバルーンライト。
左の発電機以外は、右のケースに
入って収納もコンパクト。
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台車タイプのスポットライト投光機
も根強い人気。
好きな人にはたまらない。おちゃめなデザインバルーン
バルーンの生地は、ハンググライダーやパラグライダーに使うポリエステル。防水機能などを高めてコーティング加工したものです。

工事用以外にも、お祭りやイベントを盛り上げる、かわいいバルーンライトがたくさん。キャラクターの表情と動作に注目してください。何とも言えないほんわり感に、制作者のセンスを感じます。現在バルーンのデザインと縫製を行なっているのは、服飾専門学校出身の女性2名。ファッションの技術が、こんなところにも生きていると感心します。
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冒頭写真の「ガードマン」。
すまなそうに頭を下げる表情に哀愁が漂う。
イライラする渋滞も許せる気分に。
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目がなるとになっている「のんべえ」。
忘年会シーズンに活躍しそう。
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交通安全キャンペーンで使われた「交番のシロ」。
笛を持つ短い手が、たまらなくかわいい。
このセンスはただものではありません。
こんな犬のおまわりさんが、交差点で交通整理を
していたら…考えただけで幸せな気分。
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Jリーグ 川崎フロンターレのマスコット
「ふろん太」くん。
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埼玉県美里町の「ポピー祭り」(花祭り)で
使われた「みつばち」くん。ほんわか度、
かわいさともに言うことなし!
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サッカー場用ですが、工事現場も照らして
いたという目撃情報あり。
投光機ライトボーイが生まれるまで
株式会社 ライトボーイは1978年、現会長の吉森さんが創業した路面表示工事からスタート。車両通行帯や「止まれ」の文字、横断歩道などのラインを引く白線・区画線工事を行なっていました。当時は夜間工事に家庭用100Wの電球をぶら下げて使うなど、暗くて安全面に問題があったといいます。投光機はごく小さなものが主流。外国製は高価で、重く使いにくいものしかありませんでした。

かねてから作業員から「夜間の工事現場が暗い。明るくしてほしい」という声があり、行政側からも現場を明るくするようにと言われていました。そんな折、大手舗装会社の安全会議で現場の暗さが問題になり、この指摘で吉森さんはひらめきます。「投光機を開発すれば必ずヒットする」とピンときたそうです。ものづくりをしたいと思い続けていた吉森さんは、さっそく市場調査を行なって確信しました。「これは絶対にビジネスチャンスだ!」

それからは来る日も来る日も、考えるのは投光機のことばかり。周囲から「社長は頭がおかしくなった」と思われるほどの熱中ぶりだったそうです。そして努力が実り、開発は大成功。今では工事現場の投光機といえば「ライトボーイ」と言われるまでになりました。「開発にはきっかけが大切」と吉森さんはふり返ります。
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バルーンライトは、2010年 「川崎ものづくり
ブランド」に認定。
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出荷直前のバルーンライト。事業所の玄関前で。
吉森会長に聞きました。小さな会社が成長する3つの条件
1 社会に必要な高い技術

まず商品ありき。製造業の企業が生き残るために必要なのは、商品企画力と技術力。あっと驚かせるような商品をつくらないと存続できません。よい商品に優れた販売のマネージメントが加わって、経営が成り立ちます。

2 情熱のある社員

昨年と今年で技術者など、若手社員が10名入社しました。不景気だからこそ、近い将来、力を発揮できる優秀な若者をあえて採用しました。

3 能力を発揮できる環境と、成果を正しく評価するシステム

大企業では、出る杭は打たれます。私は能力がある人を、どんどん育てたい。今は38名の小さな会社ですから、社員ひとりひとりに目が届きます。大きくなった時にどうするか、それがこれからの課題です。
美しいデザイン
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ガラス張りのコーナーで打ち合わせをする橋本
さん(左)と持田さん。若手も重要な仕事を任
されています。
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広々としたオフィス。白とグレーのカーペットが
モダン。
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内装の一部は、白を基調としたミニマルな
デザイン。
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かわさき産業デザインコンペ2010でグランプリを
受賞した「ライトルーフ」。
経営陣の声
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ライトボーイのミルキーボーイ。
笑顔がペコちゃんのような吉森さん。



株式会社 ライトボーイ
会長
吉森 徳仁さん
社員みんなが同じ方を向いている。それがうれしい。

「マイコンシティ(一番下、建物の写真説明を参照)に移ってきたのは1年半前。川崎市の協力に感謝しています。行政上のアドバイスをいただいたり、事業展開を後押ししてくれました。ものづくりブランド認定への応募を勧めてくれたのも市当局。ここに来てよかったと思います。

一番うれしかったのは、バルーン投光機のヒット。努力の甲斐がありました。
最も苦しかった試練は社員の造反。社長時代に会社乗っ取りの危機に遭いました。無我夢中で会社を経営していたときで、ショックでした。お金もないし、外に相談する人もいない。どうしたら従業員を引っ張っていけるか、度量も知恵もなく、途方に暮れる日々でした。会社を辞めようとまで思いつめたほど。結局解決することができましたが、今思えばこれも勉強になりました。若いときにつらい経験をして、人間的に成長できたことで現在があるのだと思っています。

これからは世界を狙った販売に力を入れたい。ものづくりは難しい時代に入りました。メタルハライドランプはLEDに切り替わりつつあります。投光機以外の製品開発も進めたいと思っています。

ものづくりが好きな私は、アイディアマンだと自負しています。アップルの創始者、スティーブ・ジョブズ氏が言っていたように、人を驚かせて、あっと言わせるものをつくりたい。よいアイディアを製品にするには、優秀な技術者が必要。社員が大切です。毎年暮れにはもちつき大会、夏はバーベキューと、家族も参加するイベントがあります。今年の社員旅行では、バスで下町巡りをしました。浅草の温泉に入って、隅田川の屋形船で食事をしたり…。今までは宿泊旅行でしたが、今回は震災後の自粛で、初めて日帰り旅行を楽しみました。
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私の励みになっているのは、一緒にやろうと、社員が同じ方向を向いていること。みんながやる気になっています。生活のために嫌な仕事を仕方なくやるのではなく、社員が好きな仕事をしていると感じています。

来てもらいたいのは、積極的な人。自分で判断して考えることができる人。一緒にやりたいという情熱のある人。自分でつくったものを世の中に出したい人。『企業は人なり』だと思っています」
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好きな仕事を続けて社長になられた石井さん。
白線引きは石井さんの天職でした。


株式会社 ライトボーイ
代表取締役
石井 良和さん



できることなら、ずっと白線引きでいたかった。

「入社したのは会社創業の翌年、1979年。白線引きのアルバイトから始めました。この仕事が大好きでした。今でもやりたいくらいです。今までで一番うれしかったのは、ライン引きという、好きな仕事を見つけたこと。まっさらな何もない道路に、線を引くのが気持ちよかった。

ものづくりは素晴らしい。好きなものをつくって売れたら、こんなにうれしいことはありません。自分がつくったものが北海道から沖縄まで、日本中どこに行ってもあるーこれが会長の夢でした。これからは世界を舞台にやりたいと思います。世界中どこに行ってもライトボーイが置いてあるーこれが次の目標です。

社長後継者の育成も課題です。100年以上続く会社にするために、会長と一緒に育てます。
会長とは30年来の付き合い。ともに苦労をしてきました。会社は生き物ですから、絶えず問題はありますが、二人三脚で解決しています。困難を克服したとき、やりがいを感じます。
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我が社にはやる気のある人、ものづくりが好きな人に来てほしい。気持ちよく仕事をやってくれる人は素晴らしい。不況で就職難だと言われますが、仕事を選びすぎているのではないでしょうか。何が自分に合っているかは、やってみないとわかりません。

仕事とは本気。自分に合った仕事を見つけることほど幸せなことはありませんが、好きな仕事でなくても、何でも本気でやってください。一生懸命やれば、実績に伴ってお金は後からついてきます」
ライトボーイを探せ!
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次の工事に向けて、ライトボーイくんも一休み。


バルーンライトが点灯しているところを見ようと、工事が続く自宅近くの山手通りを自転車で探していたら…見つけました!しかし、あいにくこの日は祭日で夜間工事は休み。カバーをつけて待機しているライトボーイを写して帰りました。翌日からは雨が続き、工事はしばらく中止。シャッターチャンスがなかなか訪れず残念!
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小田急線黒川駅から近い、川崎市産業
クラスター「マイコンシティ」一角。
新しい技術の研究開発拠点です。
株式会社 ライトボーイ

★事業内容:移動式投光機「ライトボーイ」の設計製造・道路区画線工事・舗装工事

★栗木事業所 投光機事業部
〒215-0033 神奈川県川崎市麻生区栗木2-6-14
TEL:  044-281-0601

★本社 交通安全施設事業部
〒206-0801 東京都稲城市大丸2285-60
TEL:  042-378-4109

http://www.light-boy.com/
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